2007年10月の記事一覧


■目指すものと今自分達ができることのはざま

2007-10-25

やっぱり書こう。

東京国際映画祭、毎年開催されるFCセミナーに参加している。目指すもの、今できていること、できていないこと、歯がゆいことを再確認するためだ。全国フィルムコミッション連絡協議会の委員会やその後の懇親会も同様の期待に応えてくれる存在である。

今年のセミナーはこれまでと異なる運営方法により、参加した計4つのセミナーのなかでも、2つはこうありたいと思う理想図で、残りは日本にFCができはじめた7年前の頃を思い出させる内容であった。これは、今私が置かれている周辺状況でもある。

目指すスタイル:
★プサンFCの
 民間ロケコーディネーター(ビジネス、有料)
 市FC(ロケ地データ、公共サービス)
 州FC(プロモ、公共サービス)の役割ができている
★カナダFCの
 州のFCを中心に、ロケコーディネーター、市のフィルムコミッションの三つの輪。
 ロケコーディネーター:サポート、共同制作、プロデュース業務も
 市FC:ワンストップサービス
 州FC:広報、プロモーション

これに国が、プロモ、インセンティブの用意などの役割が加わる。

上記メモでは省略しているが、役割分担を明確にした後、我々は住民参画としての橋渡し役でありたいと活動をスタートさせた。しかしながら、7年たった今も、この理想図とはいかない。海外スタイルに近い役割分担をしつつあるところも日本内にはある。年を重ねるごとに変化がある。

が、静岡県では、全く変化はない。毎年このセミナーへお誘いをしているが、結果は???だ。一方、川崎市の職員さんは参加してくれ、セミナー当日私どものに対してのヒアリングは、かなり突っ込んだ内容であり、セミナーもフル参加だった。熱心だった。交流会では熱心に名刺を配り、数年前の自分を思い浮かべた。川崎市の事業を垣間見させていただいていると、この数ヶ月で着々と変化していることがとても羨ましい。知ろう。やろう。と思ったらどういう行動にでるのか。考えさせられる。(その模様は、ニュースゼロで放送されます。)

話それた。

活動をスタートするきっかけとなった原田眞人監督の出会いのなかに、一つの大きな課題があった。ロケ地データベース作成である。取り組みたいと何度も検討したが、未だやめている。データベースを作ることはそう難しくない。金をかけないで作れる方法も検討済み。が、データベースを作った後の活用。本来の目的である支援を常時円滑にできるか。という体制作り、また住民主導で行うFC活動の得手不得手、役割分担で考えたときに、限界が生じると考えたからである。自治体が取り組むよう。そうなるようまず実践してFCの効果の実績作りに励んだ。が、が、が、自治体の紹介でうちに支援依頼が来る。これはそっちの仕事と回ってくる。ありがたいことではあるが、本来目指すスタイルではない。
FCの定義、役割分担への理解を十分求めていない我々の落ち度でもあると思えば仕方がないと考えてきた。自治体が理解するような説明、言葉をもっていない自分が歯がゆいと思って数年。田中まこさんを招いてのセミナーも開催した。一度のセミナーで理解は不十分であろう。ゆえに東京国際映画祭へのセミナー参加もお誘いするわけで。そんなことをちょこまかやってきた。我々の努力も不十分だとは認識しつつも、川崎市のみならず、近隣市町では、働きかけによりすでに取り組みをしてくださっているところもある。

そんなことの繰り返しを行っている。そんな周辺状況のなか。東京国際映画祭での海外先進事例のセミナーは「そうだ!こうなりたいんだ」と奮起するものの、片方で、「ロケたくさんやりました。スゴイでしょ」発想のセミナーを聞くと、周りはこういう認識の人が多い。壇上でしゃべっている人がこうなんだから、発展途上の私が回りに理解を求めてもその言葉は空回りだ。と、そのハードルの高さに、気持ちがなえてしまう。

20年後、日本国内のFC体制が整うだろうか。整うだろうと過程して、その後を静岡県が追っていくだろうか。

来年度の事業計画をたてる時期。目指すものと、今自分達ができることの狭間で苦悩する。自分の日常生活よりも活動を優先しているこの10年。フィルム微助人で掲げた目標を何年後に達成できるだろうか。私は自分の手に負えないことをビジョンに掲げてしまったのではないだろうか。諦める勇気。やめておく決断も必要なんじゃないだろうか。そんなことを考えた数日であった。(ロケ地探しは3本やりながらだけどね〜)

■もにょもにょ

2007-10-25

東京国際映画際に行って来た。来年度事業を考えている。

目指すもの、書きたいことは山ほどあるが、スタッフや支援者に口頭で伝えるのとは異なってブログへの言葉としてできないのが歯がゆい。もにょもにょ。

■まずは助成金申請…次年度事業準備いよいよ始動

2007-10-21

毎月第三土曜日はフィルム微助人の定例会議だ。7月に事業報告書をサポーター会員に送り終えて、一息ついたかと思いきや、10月ともなると次年度事業や運営体制の検討に入る。一年ってあっという間だと思う時期。事業計画については反省をこめて、9月から検討し、11月までの3回に分けて行う。十分な検討時間ではないが、仕方あるまい。うんで、12月は会議はやらず忘年会に専念するよう昨年からシフトしている。

定例会を終えた夜は眠れない。自分の宿題が増えるから。悶々とする。どうする。こうする。何をする。今日も珍しく5時におきて、パソコン前に座る。定例会で気になったことをスタッフへ報告メール発信を行ったあと、事業準備のため、思いついたことをツラツラ書き、助成金申請本腰入れないといかんな。と自分に言い聞かせる。

ホームページで調査。いくつかの候補をあげる。印刷する。家で見ている時間はない。明日から一泊二日で出かける東京国際映画祭セミナーの間に申請のための策を練ろう。

助成金申請は大の苦手。考えを言葉にできない。ましてや文章にならない。整理できない。客観視できない。話が長い。苦手だらけ。ふんばらねば、ココで。

■釈迦内柩唄 芝居を通じて世の中に話さずにはいられないもの

2007-10-20

昨日、所属する沼津青年会議所の例会で、韮山へ出かけた。沼津以外に、中伊豆、三島という3地域での合同例会だ。中伊豆では沼津にない例会スタイルがあることに驚き共感した。外部の方のPRタイムがそれ。

「貴重なお時間をくださってありがとう」と慈恩保育園園長さんからの紹介で、劇団「希望舞台」玉井徳子さんの公演PRとなった。

太平洋戦争末期、秋田の鉱山で起きた「花岡事件」を主題にした戯曲「釈迦内柩唄」を全国回って公演を行っているという、玉井さんはその宣伝係りで、お芝居のいちシーンを足早に語り、物語を紹介していく。この戯曲をはじめて知り、心を打たれたこと。玉井さんの迫力迫るPR。劇団の成り立ち、運営の仕方に興味を持つ。

帰ってきてホームページを見た。玉井さんは「私たちが人生を費やしてこのような生活を送っているのは、やはり芝居を通じて世の中に話さずにはいられないもの、確かめずにはいられないものがあるからです。」と語っている。フィルム微助人を活動する上でモヤモヤとした思いを払拭するかの言葉であった。★第271回国際人権規約連続学習会 世界人権宣言大阪連絡会議ニュース284号より:劇団希望舞台 玉井徳子さん

静岡県は、11/13韮山時代劇場や、三島等でも行われる。
★ブログで微助人〜ロケやってます〜「11/13 釈迦内柩唄 公演
釈迦内柩唄
釈迦内柩唄
水上 勉

■川崎市 達人倶楽部

2007-10-19

この二週間いろんな方と話をする機会があった。複数作品のロケ地探しで電話かけをしていることもあって。パソコン前で作業に取り組む楽しさと別に、話をして世界が広がることはこの活動でしたかったことの一つでもある。そんななか最近寂しい思いをしている。

■スゴイ先人は退職しちゃう
しずおか国文祭に参加するようになって静岡県職員さんで面白い人に出会う機会が増えた。「そんなこと考えて、この事業取り組んでいたのか!」とその人物に興味をもつ。が、数名が定年間際っていうか来年3月で定年だという。せっかく出会ってこの人がいたらもっと頑張れそう。なんて他力本願なことを考えているのに、一線から退こうとしている寂しさ。あーもったいない。「退職後は何やるんですか?」なんて聞いたりして。

■川崎市「達人倶楽部」
横浜フィルムコミッションさんの紹介で、川崎市の方と出会い、23日東京国際画祭セミナーでは、また別の方と会うことになった。よその地域がどんな取り組みをしているかを聞けるのは楽しみだ。自分の凝り固まった常識を剥いでくれる。で、久々に川崎市のホームページを見た。

自分を生かし、地域を活かす「達人倶楽部」なるものを運営している。

〜退職された方々の優れた技術・経験・知識・ノウハウを地域や地元産業の発展に貢献できるよう、共に成長し生かせる仕組として”達人倶楽部(PPC)”を開設しました。〜

団塊世代の地域デビューへ3大企画/川崎市  07/09/11

■点を線で結び面にする
私がこの活動をしたい!と思った動機の一つに、こういったマッチングがあった。「こんな地元の生活を無視した道路作らないでよ。自治会長の意見だけでなく、我々の意見も聞いてよ、取り入れてよ」という不満いっぱい毒キノコから脱した運動。意見だけでなく、動いてみる。技術やノウハウを点から線で結ぶことがしたい。で行きついた先が、フィルムコミッション事業だった。

そんなわけで(どんなわけさ〜)、川崎市の達人倶楽部の今後を楽しみにしつつ、いつの日か地元沼津でもこういう発想が出てくる事を願って、達人倶楽部を羨ましく注目しているこの頃だ。