■目指すものと今自分達ができることのはざま
やっぱり書こう。
東京国際映画祭、毎年開催されるFCセミナーに参加している。目指すもの、今できていること、できていないこと、歯がゆいことを再確認するためだ。全国フィルムコミッション連絡協議会の委員会やその後の懇親会も同様の期待に応えてくれる存在である。
今年のセミナーはこれまでと異なる運営方法により、参加した計4つのセミナーのなかでも、2つはこうありたいと思う理想図で、残りは日本にFCができはじめた7年前の頃を思い出させる内容であった。これは、今私が置かれている周辺状況でもある。
目指すスタイル:
★プサンFCの
民間ロケコーディネーター(ビジネス、有料)
市FC(ロケ地データ、公共サービス)
州FC(プロモ、公共サービス)の役割ができている
★カナダFCの
州のFCを中心に、ロケコーディネーター、市のフィルムコミッションの三つの輪。
ロケコーディネーター:サポート、共同制作、プロデュース業務も
市FC:ワンストップサービス
州FC:広報、プロモーション
これに国が、プロモ、インセンティブの用意などの役割が加わる。
上記メモでは省略しているが、役割分担を明確にした後、我々は住民参画としての橋渡し役でありたいと活動をスタートさせた。しかしながら、7年たった今も、この理想図とはいかない。海外スタイルに近い役割分担をしつつあるところも日本内にはある。年を重ねるごとに変化がある。
が、静岡県では、全く変化はない。毎年このセミナーへお誘いをしているが、結果は???だ。一方、川崎市の職員さんは参加してくれ、セミナー当日私どものに対してのヒアリングは、かなり突っ込んだ内容であり、セミナーもフル参加だった。熱心だった。交流会では熱心に名刺を配り、数年前の自分を思い浮かべた。川崎市の事業を垣間見させていただいていると、この数ヶ月で着々と変化していることがとても羨ましい。知ろう。やろう。と思ったらどういう行動にでるのか。考えさせられる。(その模様は、ニュースゼロで放送されます。)
話それた。
活動をスタートするきっかけとなった原田眞人監督の出会いのなかに、一つの大きな課題があった。ロケ地データベース作成である。取り組みたいと何度も検討したが、未だやめている。データベースを作ることはそう難しくない。金をかけないで作れる方法も検討済み。が、データベースを作った後の活用。本来の目的である支援を常時円滑にできるか。という体制作り、また住民主導で行うFC活動の得手不得手、役割分担で考えたときに、限界が生じると考えたからである。自治体が取り組むよう。そうなるようまず実践してFCの効果の実績作りに励んだ。が、が、が、自治体の紹介でうちに支援依頼が来る。これはそっちの仕事と回ってくる。ありがたいことではあるが、本来目指すスタイルではない。
FCの定義、役割分担への理解を十分求めていない我々の落ち度でもあると思えば仕方がないと考えてきた。自治体が理解するような説明、言葉をもっていない自分が歯がゆいと思って数年。田中まこさんを招いてのセミナーも開催した。一度のセミナーで理解は不十分であろう。ゆえに東京国際映画祭へのセミナー参加もお誘いするわけで。そんなことをちょこまかやってきた。我々の努力も不十分だとは認識しつつも、川崎市のみならず、近隣市町では、働きかけによりすでに取り組みをしてくださっているところもある。
そんなことの繰り返しを行っている。そんな周辺状況のなか。東京国際映画祭での海外先進事例のセミナーは「そうだ!こうなりたいんだ」と奮起するものの、片方で、「ロケたくさんやりました。スゴイでしょ」発想のセミナーを聞くと、周りはこういう認識の人が多い。壇上でしゃべっている人がこうなんだから、発展途上の私が回りに理解を求めてもその言葉は空回りだ。と、そのハードルの高さに、気持ちがなえてしまう。
20年後、日本国内のFC体制が整うだろうか。整うだろうと過程して、その後を静岡県が追っていくだろうか。
来年度の事業計画をたてる時期。目指すものと、今自分達ができることの狭間で苦悩する。自分の日常生活よりも活動を優先しているこの10年。フィルム微助人で掲げた目標を何年後に達成できるだろうか。私は自分の手に負えないことをビジョンに掲げてしまったのではないだろうか。諦める勇気。やめておく決断も必要なんじゃないだろうか。そんなことを考えた数日であった。(ロケ地探しは3本やりながらだけどね〜)
2007-10-25 at 9:16:03
上を見ればきりが無い。下を見てもきりが無い。・・・こんな言葉を思い浮かべた。
さて、微助人の今後は?・・・・・どうなる?
理事長金子さんの意識はドンドン上がる。が、一緒に歩んでくれるメンバーに、その思いが理解され、同じ思いが広がる訳ではない。メンバーだけではない。行政も同じだね?それを説得し賛同する人の輪を広げられるか?・・・・広がらないには色んな理由がある。静岡県も沼津市も新しい事にチャレンジするのは苦手なのではないかな?今、与えられた仕事をこなすだけ。やはり人の問題か?
一人二人でやれる事には限界がある。無理すればどこかでパンクする。無理せず、じっくりと進めるという判断も必要では?計画通りに進まない事もある。思いが繋がらないこともある。でも、あきらめずにチャンスを狙う。・・すると何年後かに世の中が動く事もあるよ?「がんばらない子育て」ってあったけれど、「がんばらない市民活動」ってどうかな?
要するに「思いは捨てず、細く長く続けて欲しい!」って事です。
2007-10-26 at 4:55:15
ホント、細く長くですね。
数年後には笑っている自分がいることを信じて願うばかりですが。真っ只中はいつもツライっすね。
根は出不精で、コツコツ地道系なのですが、外へ出かけると感化され、すぐ実行したくなってしまう。(あまり刺激を受けたくないと外へ出ないようにしています)
新しいスタッフや外部の方から「こんなことしよう」「こんなことしませんか?」と言われると、感化され「やりましょう!」となってしまう。微助人の事業を振り返ると皆そういう類です。
「新規事業をやる」「ビジョンに向かって突き進む」っていうことは、それだけ人を巻き込めるから。(外部もスタッフも)その効果を夢見て、無理しちゃうんですね。目的を達成したいと思うと、性格上細く長くが厳しいんかな。よく設立時の事務局長に「ロケは年に一本から二本やればいいんだよ」と言われてましたが、内外的にそうはいかないと思っちゃうんですわ。もう私をセーブさせる人(ケンカする人)はいませんし…。
やばっ!ネガティブモード全開です。ここらへんでおいとまを…。