■他県がうらやましい

今年後半は、他県からの活動ヒアリングが多かった。多くは県や市といった行政からの問い合わせで、民間団体との連携や、撮影支援を行う民間団体を作りたいといった内容。

フィルムコミッションといった場合、趣旨や事業内容から行政が行うべきものだと思う。
が、うまく機能させていく。地域住民との関わりを理想的にもてる手段としては、行政と民間の作業のすみわけをした上で、民間でなければできないこともあると考えている。

現在我々はその両者を段階をおきながら、取り組んでいる。
まずはやってみる。やってみて、ここは行政の方が動きやすい。民間の方が動きやすい。といった事を知ることができる。あくまでも民間なので行政の立場を全て知ることはできないが、体験することで互いの立場を知ることができると考えている。

全国フィルムコミッション連絡協議会に参加すると、様々なことが学べる。多くが県、コンベンション、市などの行政関係者が集まるが、組織や事業や予算、周辺環境など多くの違いがあるが、積極的に動けている組織は共通項がある。できることできないことを理解しているし、どこを目指しているのかが明確である。

話それた。

ヒアリングのなかで、感心されることは、自治体からの補助金や助成金、業務委託費といった資金提供無しに独自に運営をしていること。
これには、限界があると感じながらも、できるところまでやろうと思っている。(あと何年もつかだけど…)また、正しい資金提供でなくてはならないとも思う。どちらかに依存した形ではなく、対等な役割分担と資金提供でなくてはと。(うちらはどちらもないけどね)

行政からのヒアリングでは、民間団体に何らかの資金提供をしつつも、業務をゆだねていきたいといった考え方が多い。フィルムコミッションをやりたいけれど民間が強みの部分は民間にまかせていく。というスタイルは我々も理想である。理想であるがこの静岡県では困難である。毎度ながら静岡の常識が他県では常識ではない。ということを再認識するとともに、他県の我々にヒアリングをしてくる作業自体がうらやましい限りである。

フィルムコミッションは大きな効果とニーズがあるし取り組む意義はある。また地域振興にとっては住民の力は必要です。と言い切る方々がそこにはいる。
静岡もいつかそうなることを目指して…。

”■他県がうらやましい”4 件のコメントがあります


コメントありがとうございます!

  1. YORIKO さん:

    静岡の県民性だろうか?
    気候温暖で さした苦労も無く(雪に閉ざされるとか、厳しい寒さが続くとかもなしに)暮らせる事が当たり前で 「誰かが何とかしてくれる」 行政頼り。

    行政主導の仕組み。もう、そろそろ市民主導で取り組む仕組みづくりはできないものか?もちろん、行政主導の部分、住民(自治会)中心の部分、市民(NPOなど市民団体)中心の部分などに分ける必要があると思うが。
    行政改革の一環で 考えていく必要が出てくるはずだと思う。

    協働という言葉を使うだけに終わらず、行動に移せる仕組みづくりをしていかないと・・・と思うが、どこをどうすればそうなるのか?難しい。

  2. しもさん さん:

    NPO法人・ウォータービジョンと「文化」について活動した時、担当だった私の基本的考えは「対等」だったなぁ。
    お金は出すけど、口は出さない・・成果は山分け。(笑)
    主催:行政 企画運営:NPO法人 の看板やちらしを作ったっけ。
    お金を出すのだから、上下関係・主従関係ってのは古すぎる。
    それなら、NPO法人でなくても単なる補助団体でいいんだよね。
    地域の活力となる「NPO法人」を育てる意識が、行政にあるかどうか、なんだと思うよ、私は。
    コンサートは200回、講演会は100回をもうすぐ超えるけど、
    みんなNPO法人のおかげなんだよね。
    県知事認証第1号の当時は、NPOが何の略かも知らない人ばかりだったもの。
    私が「(N)なんと、(P)ピーターは、(O)男だった」の略だよって
    説明していた時代だから。
    無理矢理、行政の組織を変えようとするよりも、一緒にやっていける人材を見つけた方がいいと思うよ。
    やばっ、こんなこと書くと、また怒られるかなぁ。

  3. YORIKO さん:

    しもさん、コメントありがとうございます。
    そうなんですよね?地域の活力となる「NPO法人」を育てる意識ですよね?
    表向きはもちろん、「そういう意識でやってる」のでしょうが。
    そして、やっていけるであろう人材も 見えてきている。
    しかし、行政が認めた(市民が認めたのではない)NPO法人に仕事が流れる・・・という公平性のない事になる。・・・なっているのが現状です。(公募でしてもです。)
    私も どちらかといえば「仕組みつくりより実行」だと思ってやってきたのですが、それでは進まない。広がっていかないのではないか?・・・と思うこの頃です。
    地域の活力は私達が担っていると思ってるのかどうかはわかりませんが、自治会活動が盛んで、行政は自治会を頼りにしている。確かに上から下に流れて意思伝達もしやすいのだろうが。NPOが担う活動と自治会が担う活動とを分けて考える必要も出てくると思う。・・・・NPOがもっと、行政に働きかけ、自主的に活動をして姿勢を見せていく必要があるのでしょうね?
    例えば最近の技能五輪では、NPOとして拘われる活動は花の植栽管理くらい?おもてなし広場にも出られず(出店費用高すぎ!)とにかく、行政の頭の中のシュミレーションから出た活動はできないシステムになっている。(自治会はいろいろ役割があった様子)
    もう、汗を流しお金も使ってやっている、いろいろなボランティアは止めて、自分の事だけ考えて・・・等思ってしまうこの頃です。

  4. フィルム微助人かねこ さん:

    フィルム微助人を「えいやっ!」と立ち上げたときは、「めざせ!沼津フィルムコミッション」という組織名称でした。
    「仕組みつくりより実行」の表れです。

    で、周辺環境と自分たちのスキルアップにともなって、組織名称もほぼ毎年かえて、今は市町名の入っていない名称となりました。

    行政に(会議でなくて、飲み屋で)文句言っている環境が苦手で、ならば行動で示さなきゃ!と、行政と関わることが必須のフィルムコミッション事業を一つの手段として選び事業をスタートさせた。

    が、やればやるほど、行き詰る。壁にぶつかるのは、仕組みなんです。

    だけども、だっけっど…。沼津でできないことを富士や三島ではスムーズにできたりします。全国フィルムコミッション連絡協議会で集まると、そんなコラボを県主導でやっているんだ。いち民間人の採用があるんだ。などと刺激がいっぱい。

    同志に、「一回言って駄目なら、100回言え」と教えられ、YORIKOさんにも「金子さんの言い方、出方を変えないといかんよ」と教えてもらい、ちょっとづつ成長させてます。(笑

    が、これまでならそんなの自分たちが考えて苦労惜しまずやる作業じゃん、と思うことが、他県では手をさしのべてくれる。ありがたれるのを見ていると、羨ましいなーと思うのです。

    一緒にやっていける人材を見つけてもね、異動があると、白紙になるんだよね。また違う部署になると、それ以上の動きは迷惑をかけちゃう。フィルムコミッション事業自体がイイ例で、形骸化されているフィルムコミッションのように、「人ではなく仕組みをつくらなくてはいけない」という時代になっていると思うだべ。

    静岡県のフィルムコミッションの取り組みも、団体、職員ありき。団体がなくなったら、担当職員が異動したら、その実績もさることながら、蓄積された財産もなくなるよ。仕組みつくりを検討した時期もあったが、白紙になったしね。

    あっ、超ネガティブモードで終わるコメント、なさけない。(トホホ)

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